残業の心理学〜サンプル数 1 〜

ブラックな会社に入ってしまい残業をいかに減らせるか日々格闘するサラリーマンの葛藤の話。

ハイデルベルク城と小笹さん

朝起きたら同じドミトリーで寝ている韓国人の男の子たちを起こさないようにそっと部屋を出てリビングへ行く。

ゲストハウスではシリアルが食べ放題だった。

そこでは少し背が低めの可愛らしい女の子がいたので少し話しかけてみた。

その子は28歳ですでに成人していて女の子というより女性だった。

彼女は友達が日本にいるという話をしてくれたり、大学ではどんな勉強をしていたのかを話してくれた。


旅先で少しする会話…。そしてまた1人黙々と歩く。


僕なりの旅の醍醐味である。


先日の夕方に入り口まで行ったハイデルベルク城。

閉館で入れなかったけど朝は割と早く空いていた。


ハイデルベルクは空が見える、天井があるところが少ない。


「空はまるで古い屋根。抜けるような青さってわけ」


スチャダラパーのリリックが比喩でもなんでもなく言い得たのが、ハイデルベルク城とその日の天気だった。

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観るところはさほど多くなく、スッと城を通り抜けようとすると、どこからか懐かしい匂いを感じた。

その匂いは記憶を辿る事もなくすぐに判る匂い。加齢臭だった。


加齢による匂いは世界共通なんだなぁと思い、異国へ行くと加齢臭すら安心感を感じるんだなぁと感心していると、どこからか。

「小笹さんお土産屋に直行しちゃった」

と言う声が聞こえる。


声の方に目を向けると日本人団体客が見えた。

今いるところはハイデルベルク城の裏口。

小笹さんと言う人物はツアーです裏口から入って速攻お土産屋に行ったらしい。


微笑ましい成り行きに安堵感を覚えながら裏口から出るとやたら猫がいた。人懐っこいを撫でているとさっきのツアーの人たちだろう。おばさんが話しかけてくれてハイデルベルク城に住まう猫を撫でながらしばし談笑した。

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今日はこれからまた少し離れたバス停へ向かい、ザルツブルクへ向かう途中の中継地としてミュンヘンへ行く。

楽しみは増すばかりである。


関係ないけどストレンジャーシングスシーズン3のポスターがめっちゃ貼ってあった。日本では渋谷駅にデカデカと一枚貼ってあるだけでそれに注目していた人が何人いるかは知らないがメディアはやっぱり日本はガラパゴス化してるのかもなぁと思った。

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そんな日本のガラパゴス化は個性的とも捉えられるのでそういう強みを活かせたらいいなぁと妄想しつつ…。