残業の心理学〜サンプル数 1 〜

ブラックな会社に入ってしまい残業をいかに減らせるか日々格闘するサラリーマンの葛藤の話。

ノッキンオンヘブンズドア 彼らは何故海へ向かうのか…

やっぱり本作は何度も観れる。何度見ても面白い。

記憶が確かなら4回目かな。


天国では海の話題が流行っているの下り。夕日が海に溶け合う。とか海によっていかに太陽がその力を失うか。

おそらく海が死もしくは天国の扉の暗喩だろう。(死に関しては海か空のことだと思う)そして生が光や太陽。生(太陽)が天国の扉(海)に溶け合う過程の映画。血のように赤い光を語る。

要するにこの話自体が天国の話題となっている話そのものである。

彼らは余命幾ばくも無いから死と向き合い本当に自分のしたい事を純粋にする。これは果たして彼らが余命幾ばくもないから故なのか?生という有限性を考えれば僕たち生きている者全ては彼らと同じで人生今この瞬間からやりたい事に純粋に向き合うべきなのだろうなと思えた。

それは生と向き合うために死を想う。メメントモリそのもの。

まあ彼らのプロセスは逆で死のために生に向き合っている。

しかし死ぬ前にしたい事の2人の願いが性格と逆なのがまた面白いですなぁ。