残業の心理学〜サンプル数 1 〜

ブラックな会社に入ってしまい残業をいかに減らせるか日々格闘するサラリーマンの葛藤の話。

植田正治写真美術館へ行ってきた

先日植田正治写真美術館へ行って来ました。


植田正治とは鳥取県境港市の写真家でスタンスとしてはアマチュア写真家なのですが写真家としての評価はとても高い人です。


彼の作品は砂丘を使った演出写真が有名です。

砂丘を使う事により無駄なものが写り込まない背景を利用したり砂丘の勾配を利用し地平線と空に画面を二分割し舞台のような構図を得意とします。


と、ここまでは植田正治の基本的な説明になりますが。植田正治写真美術館を観覧して思うのが僕が思っていた以上に色んなことに興味を持って沢山の表現を追求して来た方でした。


幾何形体を撮ったり水面の光と人のシルエットを撮ったりシュルレアリスムを思わせる構図を撮ったり物質感そのものを撮ったりしています。


総じて言えることは植田正治はアウトラインに敏感で対象物の現実をそのまま撮るより現実を自分のイメージに置き換えて撮っている事でした。

写真というより絵画に近い。

今回の企画展には無かったのですが植田正治の白黒の砂丘の写真も好きですが白い風シリーズのソフトフォーカスで撮った写真がとても好きで撮った絵面はほとんど絵画そのものです。構図も絵画的でもしかしたら写真好きでは否定したくなる写真かも知れませんが僕は実はこの白い風シリーズを観に来たのでまた再訪したいと思います。


しかしそれ以上に僕の知らない植田正治の別の切り口の作品をたくさん観れたので眼福でした。


植田正治写真美術館自体に関してもとても立派な建物で世界一大きなレンズを使用した部屋全体がカメラオブスクラになってる部屋があるので是非見に行って欲しいです。